平成11年（1999年）4月から登録研修指導員として、その後名称が変わり平成16年からは人材育成支援アドバイザーとして通算9年間、中小企業大学校人吉校で研修企画の業務に携わらせていただいた。
業務に就くきっかけは、今から30年ほど前にさかのぼる。当時九州で唯一の大学校が福岡県直方市にあり、そこの経営管理者養成コース（６ヶ月間）の研修を受講し修了したことにある。この直方校で学んだときのゼミナール担当講師であった桑原英治先生（中小企業診断士　故人）のご推挙らによるものであった。当時としては、社会保険労務士としては九州初の登用であったかもしれない。

さて、人吉校での業務の話に戻すと、研修企画からスタートして今日まで約20年間、人事・労務の講座をはじめ、かつて私も学んだ経営管理者養成コースの課題研究ゼミナール講師も務めさせてもらった。
そして私自身が65歳を迎えた今年、5月の講座を最後に長い間お世話になった大学校での人材育成のお手伝いを勇退させていただくこととした。この間、大学校の教職員の方々をはじめ、受講企業の皆さんなど数多くの方にお世話になり支えていただいた。
能力の乏しい私が曲がりなりにも続けてこられたことに、「ありがとう」と心から感謝申し上げたい。

所長の金丸でした。