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社会保険労務士としての正念場

こんにちは、所長の金丸です。
新型コロナウイルス問題で緊急事態宣言が発令される事態となり、宮崎においても知事が業種を特定し休業要請を発令した。当事務所も日常業務に携わる中、昨年からの働き方改革や今年4月からの同一労働同一賃金の新ルールに関する相談対応が予定されていたが、現在は一時停止状態だ。本来なら東京五輪・パラリンピックの開催に向けお祭りムード一色が一転である。
コロナ問題の広がりは世界規模、日本だけではいかんともしがたく景気の落ち込みは一時的ではなさそうだ。
事務所では、現在、労働保険の年度更新業務に追われているが、そんな中でこのコロナ対応の雇用調整助成金をはじめとする相談が急増し、対応に追われる所員は残業・休日出勤と、いささか疲労困憊気味かもしれない。
休業に伴う売上減、資金繰りの急激な悪化、従業員の休業の次は、雇止め、希望退職や勧奨退職を図ることなく整理解雇といった雇用調整が始まるのではないかと懸念している。社会保険料などの負担も重荷である。手元の運転資金が潤沢にあるのであれば別だが、非常事態が長期化すれば、廃業、倒産という最悪のケースに陥ることも予想される。
今回のコロナ問題の影響に対して、社会保険労務士である私たちがどう動きお役に立てることができるのか正念場だと感じている。
金丸 | 2020/04/24