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スタッフブログ 日々是好日

Top Drop

先月、事務所のМさんが海外旅行から帰ってきた。チョコやウエハース、アメなど沢山のお土産をもらった。中でもアメは特筆すべき味だった。旅行に行く前から、凄い味のアメがあるが土産にどうだと言われ、【珍しいもの、美味しいものを食わずに死ねるか】がモットーの私は、迷わず買って来てほしいとお願いした。
黒い色をしたそれは、最初甘かった。どんよりとした甘さが続き、その甘さの向こう側からバッタがやってきた。バッタの後からカブトムシが追いかけてくる。バッタやカブトムシを食べたことがあるのか?と言う突っ込みがきそうだが、想像してほしい。夏の堤防、土手の草むら、夜の公園の草いきれが口中に広がるのだ。口の中にバッタを含んでいるみたいだ。その後、カブトムシを木の幹から剥ぎ取った時の指のにおいが鼻腔に拡散し、カブトムシの存在を感じる。ここで吐き出すべきか。いや噛んでみよう。感触はグミに近い。うおぉ。歯にくっつく。すぐに、噛んだ事を後悔した。アンモニアだ。一夜干しした魚が腐った時の臭いだ。いや、ゴムのタイヤの臭いだ。食べ物を粗末にして申し訳ないが、さすがに食べきることが出来なかった。
聞いたところによると、海外では有名で、抗炎症、抗ウィルス、抗アレルギーなどの効果があり人気菓子のようだ。Мさんが購入したオランダのスーパーでは、大量のトップドロップが陳列され、大袋入りもあったらしい。世の中には色々珍しい物がたくさんある。その珍品を食べることが出来て幸せだ。「来年はメントスタイプのトップドロップを買ってきますね。」とМさんは不敵に笑った。
スタッフ | 2016/10/28